KamailG
KaMail for Gmail
注意
- このソフトウェアはまだ実験段階にあります。
- 実装されていない機能があったりします。
- ちゃんと動かない機能があったりします。
- 予告なく仕様が変わる場合があります。
- 将来的に実用レベルまで達するかどうかはわかりません。
概要
KaMailGはxyzzy上でIMAP経由でGmailを利用するメールリーダーのようななものです。
GmailがIMAPをサポートしたので、試しに作ってみた程度のものです。
動作環境
- xyzzy-0.2.2.235 以降
- junk-library/0.0.0.5 以降
- browser.dll拡張版 (option)
- browserex (option)
- 統合アーカイバ・プロジェクトの各種DLL (option)
動作には、Gmailのアカウントが必要です。
また、KaMailGは自力でSSL通信を行うことができませんので、stunnel等のSSLトンネルソフトが必要です。(stunnelの設定例)
インストール
NetInstallerでインストールするか、 ダウンロードしたアーカイブを system-root 以下に展開してください。
設定
ni-autoload を有効にしていない場合は、以下を .xyzzy または siteinit.l に書いてください。
(autoload 'kamailg "kamailg/defs" t)
(autoload 'kamailg-toggle "kamailg/defs" t)
設定は、site-lisp/kamailg/config.l.sample を ~/.kamailg/config.l にコピーして必要箇所を記入してください。
起動
xyzzy で以下を実行します。
M-x kamailg
いったん引っ込めたり、また出したりする場合は以下を実行します。
M-x kamailg-toggle
これらはデフォルトではキーに割り当てられていませんので、必要に応じて設定してください。
検索
- 通常検索 (キー:/)
-
全文検索条件と属性検索条件とをスペースで区切って入力します。条件は全てAND条件になります。
全文検索条件・属性検索条件のどちらか一つは必ず入力する必要があります。-
普通に単語をスペース区切りで入力するとAND検索になります。
例:"xyzzy" と "windows" を含むメールを検索 Query: xyzzy windows
-
日付の範囲指定をする場合は以下のように指定します。
例:"xyzzy" を含んだ2006/01/01 以降のメールを検索 Query: xyzzy date>=20060101
例:"xyzzy" を含んだ2006年2月のメールを検索 Query: xyzzy date>=20060201 date<20060301
-
日付の範囲指定は現在からの相対指定を行うこともできます。
例:"xyzzy" を含んだ3日以内のメールを検索 Query: xyzzy date:3d
例:"xyzzy" を含んだ1週間以内のメールを検索 Query: xyzzy date:1w
例:"xyzzy" を含んだ1年前以前のメールを検索 Query: xyzzy date:-1y
-
日付以外の属性の検索を行う場合。
例:xyzzy@example.com から来たメールを検索(From に xyzzy@example.com を含むメール) Query: from:xyzzy@example.com
例:Subjectに xyzzy を含むメールを検索 Query: subject:xyzzy
例:スター付きのメールを検索 Query: flag:flagged
例:未読のメールを検索 Query: flag:unseen
例:既読のメールを検索 Query: flag!unseen
-
普通に単語をスペース区切りで入力するとAND検索になります。
キーバインド
summary buffer でのキーバインド
アカウント | H | アカウント選択 |
---|---|---|
フォルダ | e | フォルダ選択 |
g i | INBOXを開く | |
g d | Draftsを開く | |
g s | Starredを開く | |
g r | フォルダ一覧を更新 | |
g a | フォルダを作成 | |
g x | フォルダを削除 | |
メール一覧 | G | 一覧のメールを受信 |
R | 一覧を更新 | |
→ | 次のn件を表示 | |
← | 前のn件を表示 | |
メール表示 | Enter/Space | メールを表示/スクロール |
Tab | 次の未読メールを表示 | |
j | 次の行のメールを表示 | |
k | 前の行のメールを表示 | |
n | 次の行へ移動 | |
p | 前の行へ移動 | |
w | 添付ファイルを保存 | |
W | 添付ファイルを保存して実行 | |
J | partialメッセージを結合して表示 | |
検索 | / | 検索 |
h | 検索履歴から選択 | |
? f | メールの送信者で検索 | |
? F | メールの送信者でメッセージを検索 | |
? s | メールの件名で検索 | |
? m | メールのIn-Reply-ToもしくはMessage-Idで検索 | |
マーク | x | マークを付ける/外す |
m a | 全てマークする | |
m c | 全てマークを外す | |
m / | ヘッダーの条件を指定してマークする | |
メール作成 | c | メールを新規作成 |
r | メールに返信 | |
a | 全員に返信 | |
f | メールを転送 | |
F | メールを添付ファイルとして転送 | |
メール処理 | y | メールをアーカイブ |
I | メールをinboxへ移動 | |
! | メールをspamへ移動 | |
# | メールをtrashへ移動 | |
アドレス帳 | C-c a | 送信者をアドレス帳に登録 |
その他 | 右クリック | ポップアップメニューを表示 |
[ | サーバーに接続 | |
] | サーバー接続を終了 | |
F1 | readme.htmlを表示 | |
q | メッセージを閉じる/終了 | |
Q | 終了 |
message buffer でのキーバインド
メール表示 | Space | メールをスクロール/閉じる |
---|---|---|
s | 添付ファイルを保存 | |
x | 添付ファイルを保存して実行 | |
メール作成 | c | メールを新規作成 |
r | メールに返信 | |
a | 全員に返信 | |
f | メールを転送 | |
F | メールを添付して転送 | |
その他 | q/u | メッセージを閉じる |
draft buffer でのキーバインド
メール編集 | Enter | カーソル位置の内容を編集 |
---|---|---|
d | 現在位置の内容を削除 | |
f | Fromを選択 | |
s | Subjectを編集 | |
e | 本文を編集 | |
t | Toを追加 | |
T | Toを追加(ダイアログ) | |
c | Ccを追加 | |
C | Ccを追加(ダイアログ) | |
b | Bccを追加 | |
B | Bccを追加(ダイアログ) | |
m | Content-Typeを編集 | |
添付 | a | ファイルを添付(複数選択可) |
C-u a | ファイルを圧縮して添付 | |
A | フォルダを圧縮して添付 | |
送信・保存 | C-c C-c | メールを送信 |
C-x C-s | メールを保存 | |
q | 閉じる |
edit buffer でのキーバインド
編集 | M-Insert | 署名を挿入 |
---|---|---|
保存 | C-x C-s | 保存して編集を終了 |
C-c q | 保存せずに編集を終了 |
signature buffer でのキーバインド
署名 | Enter | 署名を挿入 |
---|---|---|
j/n | 次の署名 | |
k/p | 次の署名 | |
q | 署名選択を閉じる |
その他
browser.dll、browserex を利用したHTML表示
config.l で 設定を行うと、summary buffer で以下のキーバインドが有効になります。
HTMLメール表示 | v | HTMLメールを browser.dll で表示 |
---|---|---|
q | browserを閉じる/メッセージを閉じる/終了 |
stunnelの設定例
stunnel.confの例
cert = stunnel.pem
;key = stunnel.pem
; Some performance tunings
socket = l:TCP_NODELAY=1
socket = r:TCP_NODELAY=1
; Use it for client mode
client = yes
; Service-level configuration
[imaps]
accept = 993
connect = imap.gmail.com:993
[ssmtp]
accept = 465
connect = smtp.gmail.com:465</pre>
ChangeLog
- 2007/12/23: 0.0.0.1alpha
-
- 初版。