概要

Laravel のAPIリクエスト制限数の変更
参考：Laravel8で429エラーが出たときの対処法
本テストでは、perHour(50000)としました。
Nginxのタイムアウト設定の変更
- 多重度を上げると応答が極端に遅くなり、Nginxがタイムアウトエラーを返す場合があります。
- 本テストでは、応答時間を確認したいため、タイムアウトにならないように設定変更する必要があります。
- 本テストでの変更内容は以下としました。環境に応じて適宜パラメータを調整してください。
  - 修正対象ファイル: /etc/nginx/conf.d/exment.conf
  - パラメータ： fastcgi_read_timeout 600 *
MySQL の UNOD ログレコードサイズがページサイズを超える場合の対応
- 参考：§ InnoDB ストレージエンジン : InnoDB テーブルへの UPDATE ステートメントがハングする可能性があった。
- 本テストでは、MySQLのページサイズを 32KB としました。
  - ページサイズのパラメータ：innodb_page_size=32K
- 注意：ページサイズの変更は、MySQLインストール(mysql_secure_installation)後に行うと、MySQLが起動しなくなります。
- 注意：インストールしてしまった場合は、以下の手順で対応できます。
  - 1. 必要なデータをバックアップ
  - 1. mysql を初期化する。
  - 1. Mysqlを再インストール(mysql_secure_installation)する。
  - 1. データベースをセットアップする。
  - 1. 初期データをインストールする
  - 1. バックアップデータをリストアする

インストール手順

docker-compose.yml の EXMENT_URL を適切なものに変更してください。

docker-compose build

docker-compose up -d

docker-compose exec exment_php /bin/bash

bash install.bash

テスト自動化していますので、以下の対応が必要となります。

パスワードなしで ssh で Exmentサーバーマシンにログインできること。
- 以下の記事が参考になります。
- https://blog.apar.jp/linux/5336/
www-data ユーザにパスワードなしで su できること（手順は後述）
Exment の API 設定を有効化する
- 本テストでは、API Key(APIキー形式)を使用します。

www-data ユーザにパスワードなしで su するための設定

1. su 権限設定を追加する。

	sudo vi /etc/pam.d/su 
	
	# This allows root to su without passwords (normal operation)
	#auth       sufficient pam_rootok.so
	auth       [success=ignore default=1] pam_succeed_if.so user = mattermost
	auth       sufficient   pam_succeed_if.so use_uid user ingroup mattermost
+	auth       [success=ignore default=1] pam_succeed_if.so user = www-data
+	auth       sufficient   pam_succeed_if.so use_uid user ingroup www-data

2. /etc/passwdの編集

www-data の /usr/sbin/nologin を /bin/bash に変更する

例：

www-data:x:33:33:www-data:/var/www:/bin/bash

3. www-dataのパスワード設定する

sudo passwd www-data

環境変数の設定

本ツールを実行するには以下の環境変数設定ファイル(env.bash)を編集する必要があります。

./web-server-load-tester/env/env.bash

ただし、上記の環境変数は一般向けのパラメータセットとなっているため、Exment負荷テスト用の環境変数を追加する必要があります。ベースとなる設定ファイルは、env_loadtest.bashがあるので、その内容を上書きすることで必要な環境変数を追加することができます。

各環境変数設定内容として変更ポイントは以下の通りです。ここで記載されていないものは、web-server-load-tester のREADMEを参照ください。

EXMENT_CLIENT_ID
- Exment の API 設定で作成されたクライアントIDを設定します。
EXMENT_CLIENT_SECRET
- Exment の API 設定で作成されたクライアントシークレットを設定します。
EXMENT_APK_KEY
- Exment の API 設定で作成されたAPIキーを設定します。
TEST_TARGET_TOOL_DIR
- Exment サーバー側の web-server-load-tester のディレクトリパスです。
EXMENT_TOOL_DIR
- Exment サーバー側の本ツールリポジトリのトップディレクトリパスです。

テスト実行方法

docker コンテナに入り、以下のディレクトリに移動します。

★注意：ssh の設定は、コンテナからログアウトすると消えてしまいますので、毎回、実施しないといけないです。。

cd /root/workspace/web-server-load-tester

カスタムデータ新規作成のテストを実行する場合

bash test-runtime/test-controller.bash ../load-test/test-item/exment-create-item.csv

カスタムデータ情報更新のテストを実行する場合

bash test-runtime/test-controller.bash ../load-test/test-item/exment-update-item.csv

カスタムデータ情報取得のテストを実行する場合

bash test-runtime/test-controller.bash ../load-test/test-item/exment-view-item.csv

カスタムデータ検索のテストを実行する場合

bash test-runtime/test-controller.bash ../load-test/test-item/exment-query-item.csv

終了方法

docker-compose down

tmori / exment-load-tester

概要

テスト項目

カスタムデータ新規作成

カスタムデータ情報更新

カスタムデータ情報取得

カスタムデータ検索

テスト結果