hyperbool
宇宙線に耐性のある高信頼な論理演算を行うための(ジョーク)ライブラリ。
Why
通常の真理値は、メモリ上の1bitのデータに過ぎないため、宇宙線などの放射線に脆弱です。 例えば以下のようなコードでも、if文が実行されないという保証はありません。
const normalBool = false;
if (normalBool) {
// 宇宙線が normalBool を true に書き換えるかもしれないので、実行されることもある
console.log('never reached (hopefully)');
}hyperboolを使えば、このような宇宙線の影響を最小限に抑えることができます。
超真理値
hyperboolは宇宙線に耐性のある真理値(超真理値)を提供します。
超真理値の実態は通常の真理値の配列で、例えば真を表す超真理値は以下のようなデータとしてメモリに配置されます。
[true, true, true, true, true,
true, true, true, true, true,
true, true, true, true, true,
true, true, true, true, true,
true, true, true, true, true]超真理値が真であるかどうかは、配列内のtrueである要素の数が、falseである要素の数より多いか否かで決定されます。
仮に宇宙線がメモリに干渉して以下のようにデータが変わったとしても、
[true, true, true, true, true,
true, true, true, true, true,
true, true, false, true, true,
true, true, true, false, true,
true, true, true, true, true]依然 true の方が多いので超真理値としては 真 の状態が保たれます。
偽の扱いも真の場合と同様の考え方です。
耐性度
配列の中にどれくらい要素を格納するか設定できます。 当然多ければ多いほど宇宙線への耐性は高まりますが、メモリ使用量が増えます。