Python の分析環境構築

できること

macOS 上に Python の分析開発環境が構築される。

前提

以下の導入が前提。setup-macosでインストール方法を説明しているので参照すること。

HomeBrew
Visual Studio Code

pyenv のインストール

macOS の CUI ソフトウェア管理ツール HomeBrew で pyenv をインストールする。

brew install pyenv

シェルの設定をする。以下のコマンドを実行する。

echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc

シェルの設定を適用する。

source ~/.zshrc

最新の python 言語のインストール

以下のコマンドでインストール可能な python を確認する。

pyenv install --list

今回は 3.10.2 を入れる。

pyenv install 3.10.2

入れたバージョンを確認する。

pyenv versions

正常にインストールされていたら、以下のように出力される。

  system
* 3.10.2 (set by /Users/(ユーザー名)/.anyenv/envs/pyenv/version)

使用する python のバージョンを切り替える。

pyenv global 3.10.2

プロジェクト（フォルダ）でバージョンを指定したい場合はプロジェクトのフォルダで以下のコマンドでバージョンを指定する。

pyenv local 3.10.2

venv の使い方

venv を利用するとプロジェクト（フォルダ）ごとにパッケージの管理ができるようになる。

venv はプロジェクトごとに環境を作成する。testenv という環境を作成するにはプロジェクトのフォルダで以下のコマンドを実行する。

python -m venv testenv

venv を有効にするには環境をアクティベートする必要がある。

source testenv/bin/activate

ターミナルの先頭に以下のように環境名が表示されればアクティベート完了。

(testenv) $

以降 pip でインストールするパッケージは venv で管理される。環境から抜けたい場合はでアクティベートをする。

deactivate

python 分析環境の準備

ユーザールートの test フォルダをプロジェクトフォルダとする例を示す。test フォルダを作成してフォルダに移動する。

mkdir ~/test
cd ~/test

venv 環境を作成する。

python -m venv testenv
source ./testenv/bin/activate

ターミナルの先頭が以下のようになっていることを確認する。

(testenv) $

test プロジェクトに jupyter をインストールする。

pip install jupyter
pip install numpy
pip install pandas
pip install matplotlib
pip install scikit-learn

Visual Studio Code で Jupyter ファイルを開けるように拡張機能をインストールする。

code --install-extension ms-toolsai.jupyter

touch test.ipynb

プロジェクトのフォルダを Visual Studio Code で開く。フォルダを開かないと jupyter で venv 環境をカーネルとして選択できないので注意。

code .

Visual Studio Code で左のファイルパネルから test.ipynb を開く。

以下を入力してエラーがなく「hello world」が出力されれば問題なし。

print("hello world)

以下のコマンドで

!pip install package名

kazukitash / setup-jupyter