hrko / slack-to-mattermost-utils

MattermostからSlackに移行するために個人的に作ったツール

slack-to-mattermost-utils

SlackからMattermostに移行するために個人的に作ったツール郡

はじめに

これらのツールを使う前に、Mattermostの公式ドキュメントを一読して、移行の手順を理解しておくことをお勧めします。

また、これらのツールは個人的な利用を想定しているため、バグがあるかもしれません。そのため、利用する際は自己責任でお願いします。インポートする前に、エクスポートデータを確認し、問題がないか確認してください。

動作確認は Ubuntu 22.04 で行っています。

cmd/fix-channel-name

mmetl で変換したエクスポートデータのチャンネル名を修正するツール。 日本語のチャンネル名がチャンネルIDに変換されてしまう問題を修正する。

$ go run ./cmd/fix-channel-name channels.json mattermost_import.jsonl mattermost_import_fixed.jsonl

• channels.json: Slackのエクスポートデータ(.zip)の中にある channels.json
• mattermost_import.jsonl: mmetl で変換したMattermostのエクスポートデータ
• mattermost_import_fixed.jsonl: 修正後のMattermostのエクスポートデータ

cmd/replace-username

ユーザー名を置換するツール。データ移行後にGitLabでのSSOによるログインに切り替えた際に、ユーザー名が変わる影響で、メンションが切れてしまうので、事前にユーザー名を置換しておくためのツール。

$ go run ./cmd/replace-username user-replace.json mattermost_import_fixed.jsonl mattermost_import_fixed_replaced.jsonl

• user-replace.json: 置換前と置換後のユーザー名の対応表(形式は以下を参照)
• mattermost_import_fixed.jsonl: fix-channel-name で修正したMattermostのエクスポートデータ
• mattermost_import_fixed_replaced.jsonl: 置換後のMattermostのエクスポートデータ

user-replace.json の形式は以下の通り。

[
{"name_old":"<元のユーザー名1>","name_new":"<新しいユーザー名1>"},
{"name_old":"<元のユーザー名2>","name_new":"<新しいユーザー名2>"},
...
{"name_old":"<元のユーザー名3>","name_new":"<新しいユーザー名3>"}
]

cmd/fix-attachments-filename

mmetl で変換したエクスポートデータの添付ファイル名を修正するツール。添付ファイルの名前が ファイルID_ファイル名 になってしまう問題と、日本語等の非ASCII文字が消されてしまう問題を修正する。

$ go run ./cmd/fix-attachments-filename export-with-emails-and-attachments.zip data/bulk-export-attachments mattermost_import_fixed_replaced.jsonl mattermost_import_fixed_replaced_filename.jsonl

• export-with-emails-and-attachments.zip: Slackのエクスポートデータ(.zip)。ただし、slack-advanced-exporterを使って添付ファイルを追加したもの。
• data/bulk-export-attachments: mmetl 変換したエクスポートデータの添付ファイルのディレクトリ
• mattermost_import_fixed_replaced.jsonl: replace-username で置換したMattermostのエクスポートデータ
• mattermost_import_fixed_replaced_filename.jsonl: 修正後のMattermostのエクスポートデータ