NodeJS を触ってみよう

対象者

JavaScript が最低限少しは理解している
(例えばブラウザで alert を表示できるレベル、もしくはそれ以上の人)
NodeJS 未経験

NodeJS とは？

ブラウザで�しか動かない JavaScript を どこでも動かそうぜ ってツールです。
ブラウザ以外のどこでも動かせるので、サー婆サイドなどにも用いられます。

今回、Mac 版と Windows 版について触れていきます。

予めインストールしておくもの

パッケージマネージャー
�端的に言うと コマンド一発でアプリを入れようぜ ってツールです。重宝する(し、今回インストール編で長々とした記事書きたくない)のでインストールしておきましょう。
- Windows
  - Chocolatey
- Mac
  - Homebrew
好きなテキストエディタ (Visual Studio Codeを強く推奨)
ちなみにこれも上記パッケージマネージャーでインストールできます。本題から外れるので割愛しますが、余力があれば調べてみると良いでしょう。

NodeJS をインストールしよう

Windows

管理者権限で PowerShell、もしくはコマンド� プロンプトを起動します。
下記のコマンドを実行するとインストールされます。
-y オプションを省略すると、“本当にインストールするの？” と [y/N] 確認が出ます。

> choco install -y nodejs

Mac

ターミナルアプリを起動します。
下記のコマンドを実行するとインストールされます。

$ brew install node

インストール確認

下記のコマンドを実行して、インストールされていることを確認します。
正しくインストールされている場合、バージョン番号が表示されます。

$ node -v

Hello, world!

$ node -e 'console.log("Hello, world!")'

NodeJS プロジェクトを作ろう

NodeJS プロジェクトファイルとなる、package.json を作ります。

$ npm init

いくつかの質問が出てきますが、そのまま既定値 (Enter 連打) で OK です。
細部は異なるかもしれませんが、ざっくりこんな感じの内容ができると思います。

{
  "name": "nodejs-practice",
  "version": "1.0.0",
  "description": "## NodeJS とは？",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "repository": {
    "type": "git",
    "url": "git+https://github.com/danmaq/nodejs-practice.git"
  },
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "bugs": {
    "url": "https://github.com/danmaq/nodejs-practice/issues"
  },
  "homepage": "https://github.com/danmaq/nodejs-practice#readme"
}

ここで重要なのは、"scripts": { ... } の中身です。� 今は "test" だけがありますが、�これはコマンドとして� npm から動かすことができます。

$ npm run test
Error: no test specified
npm ERR! Test failed.  See above for more details.

exit 1 など終了時に 0 以外を返すと、エラーとして認識させることができます。ここでは “テストなんてない” って意味でしょうか。

早速ここにコードを追加しましょう。そうですね、さっきの Hello, world! を書いて見ましょう。

  "scripts": {
+   "start": "node -e \"console.log('Hello, world!')\"",
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },

" が入れ子になってしまうので \ でエスケープ(後続ワードをただの文字扱いに)してやる必要があります。

書き終わったら早速実行してみましょう。

$ npm run start
Hello, world!

�なお、"start" のような一部のコマンドは、npm start と run を省略できます。

NodeJS プロジェクトで JavaScript ソースコードを書いて動かす

前回ワンライナーだけで終わってしまいましたが、今度はちゃんとしたソースコードを動かして見ましょう。

たとえば 1〜10 を表示するけど、3 の倍数だけ 🤔 を表示するスクリプトを書いてみましょう。 index.js という空のテキストファイルを作成して、中身を下記のようにします。

Array(10)
  .fill()
  .map((undef, index) => index + 1)
  .map(value => value % 3 ? value : '🤔')
  .forEach(value => console.log(value));

次に先ほどの� "start" を書き換えましょう。

  "scripts": {
-   "start": "node -e \"console.log('Hello, world!')\"",
+   "start": "node index.js",
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },

(なお、これら "scripts": { ... } に囲まれている部分を総称して npm-scripts と呼びます。以後そのように表記します)

書き終わったら早速実行してみましょう。

$ npm start
0番目は、1
1番目は、2
2番目は、🤔
3番目は、4
4番目は、5
5番目は、🤔
6番目は、7
7番目は、8
8番目は、🤔
9番目は、10

無事スクリプトが動きました。

TODO

_.range()
npm install
node_scripts

danmaq / nodejs-practice