Kiradopay 2

Kiradopay2の開発はComiacapayに引き継がれて停止しました．

同人誌即売会用のレジアプリです．Kiradopayを原型としています．

更新点

カスタムサーバーを排除
- Kiradopay では，WebSocket を利用するためにカスタムサーバーが必要でした．
- Vercel でのデプロイを想定し，Next.js の API Route を利用することで，カスタムサーバーを排除しました．
認証機能を導入
- Kiradopay では，認証は行われていませんでした．
- Discord の OAuth2 機能を利用し，認証機能を導入しました．
- Discord を選定した理由は以下の通りです：
  - 招待制である
  - OAuth2 に対応している
  - 東京大学きらら同好会は基幹コミュニティとして Discord を利用している
  - 同好会内での権限管理をロールで行うことができる
イベント情報・商品情報を管理する UI を実装
- Kiradopay では，イベント情報・商品情報を管理する UI は存在しませんでした．
  - そのため，データベースに直接アクセスする必要がありました．
- 適切な UI と API を実装し，イベント情報・商品情報を簡単に管理することができるようになりました．

準備
- Node.js をインストールしてください．
- npm installを実行してください．
- 環境変数の項を参照して.env.localを作成してください．
実行：npm run devを実行してください．

ホスティングにはVercelを利用することを想定しています．
デプロイ方法については公式ドキュメントを参照してください．

また，Next.js の SSR および API Route が動作する他のプラットフォームでも動作すると考えられます．

データベースにはVercel Postgresを利用することを想定しています．
デプロイ方法については公式ドキュメントを参照してください．

また，Prisma スキーマを変更することで，他のデータベースでも動作すると考えられます．スキーマは Vercel Postgres 向けに調整されていることに注意してください．

マイグレーションは自動化されていません．適宜npm run migrate:deployを実行してください．詳しくは公式ドキュメントを参照してください．

認証にはDiscordを利用します．
通常の Discord ボットとは異なり，Client ID と Client Secret を利用して OAuth2 認証を行います．
Discord Developer Portalでアプリケーションを用意してください．

Vercel 上で設定し，Vercel CLIでダウンロードすることを想定しています．

データベースの接続情報は Vercel Postgres により自動的に設定されます．

HOST：OAuth2 認証に利用するホスト名です．スキーマとホスト名を含んでください．
- Vercel 上では，Production および Preview 環境では Vercel のホスト名を，Development 環境ではhttp://localhost:3000を指定してください．
DISCORD_CLIENT_ID：Discord の OAuth2 認証に利用します．
DISCORD_CLIENT_SECRET：Discord の OAuth2 認証に利用します．
JWT_SECRET：JWT の署名・検証に利用する共通鍵です．
- crypto.randomBytes(64).toString('base64')などとして生成してください．
DISCORD_GUILD_ID：サインインを許可する Discord サーバーの ID です．
DISCORD_{READ,REGISTER,WRITE}_ROLE_ID（省略可）：
- その Discord サーバーにあるロールの ID です．
- それぞれ，以下の権限を誰に付与するかを管理します：
  - READ権限は，画面を表示し，情報を取得するために必要です．
  - REGISTER権限は，レジ画面を表示し，購入情報を登録するために必要です．
  - WRITE権限は，イベント情報・商品情報を管理するために必要です．
- 設定した場合，そのロールを持っているユーザーだけが対応する権限を与えられます．
- 省略した場合，サーバーの全てのユーザーがその権限を与えられます．