M5StackBasicを簡易的なオシロにするアダプタです。M5Stackを簡易オシロにするソフトウエアはいくつかあります(例えばM5Stack-ESP32-OscilloscopeやM5Stackオシロスコープなど)。いずれもM5StackのBOTTOM(底板)に出ているアナログ入力(GPIO36/35)を入力として使っています。
M5StackBasicのBOTTOMコネクタにこのアダプタを差し込むことで、これらのソフトウエアを使って、簡易オシロにすることができます。入力保護回路つきで、ショートピン切り替えで1/10アッテネータを使用できます。
※これらの2つのソフトウエアは、ArduinoIDEで使えるバージョンのESP32用ライブラリ(ESP-IDF)では再起動を繰り返す挙動があるようです。M5Stack-ESP32-Oscilloscopeのほうは、Issueに上がっている修正を行うことで、この問題を回避できます。
M5StackBasicのBOTTOMのコネクタに、このように接続します。
2つのメスソケットがCh1, Ch2の入力端子(と基準電圧のGND)です。ジャンパワイヤ等で測定対象の回路に接続します。
またその横のピン(x10と表記)にショートピンをはめると、各チャンネルの入力信号が10倍に増幅されてM5Stackに与えられます。つまり1/10倍の微小な信号電圧を扱うことができます。
信号チェック等に使える2つの出力波形がOut1, Out2の2つのピンソケットに出力されています。Out1はGPIO2、Out2はGPIO5(またはJP1のハンダジャンパを切り替えることでGPIO26)に接続されています。
Junichi Akita (akita@ifdl.jp, @akita11)