Raspberry Pi Pico MicroPython用美咲フォントライブラリ
Raspberry Pi Pico MicroPython用の美咲フォントライブラリです。
フラッシュメモリ消費を抑えるため、フォントを
教育漢字1,006字(小学校で習う漢字）＋ひらがな・カタカナ・記号・半角等の1,710字に絞っています。
※ 美咲フォントは、Little Limitさんが開発し、配布しているフォントです。
8×8 ドット日本語フォント「美咲フォント」
http://littlelimit.net/misaki.htm
収録文字
-
文字コード UTF16
-
フォントサイズ 8x8ドッド（美咲フォント)
-
フォント格納形式
-
利用可能フォント数 1,710字
- 漢字 教育漢字 1,006字(小学校で習う漢字）
- 非漢字 全角 546字(全角英数字、ひらがな、かたかな、記号)
- 半角フォント 158字(半角記号、半角英数、半角カタカナ）
配布するファイル構成は以下の通りです。
./
│ README.md [このドキュメント]
│ sample_han2zen.py [サンプル3 （半角全角変換テスト）]
│ sample_misaki.py [サンプル1（コンソール上にフォントデータを表示）]
│ sample_misaki_neopixel.py [サンプル2用 NeoPixcel利用モジュール]
├─ device/
│ neomatrix.py [サンプル2用 NeoPixcel利用モジュール]
├─ img/ [このドキュメントの画像ファイル]
└─ misakifont/ [美咲フォントパッケージ]
misakifont.py [美咲フォントクラスモジュール]
misakifontdata.py [美咲フォントデータ]
tma_jp_utl.py [サブルーチン]
__init__.py
- ディレクトリmisakifontをRaspberry Pi Picoのフラッシュメモリに配置します。
- ライブラリをインポートします。
from misakifont import MisakiFont
MisakiFontは指定した文字コード（UTF16)に対応するフォントデータを取得するためのクラスです。
【書式】
class MisakiFont()
【説明】 インスタンスを生成します。
【利用例】
mf=MisakiFont()
フォントデータの取得
【引数】
ucode：文字コード
flgz: 半角⇒全角変換指定（True:全角変換する、False:全角変換しない）
【戻り値】
フォントデータ8バイト
該当フォントがない場合は、豆腐("□")のフォントデータを返す
【説明】
引数ucodeで指定した文字コードに対応するフォントデータを8バイトをタプル形式で返します。
指定したコードに対応するフォントデータがない場合は、豆腐("□")を返します。
【利用例】
mf=MisakiFont()
d = mf.font(ord("あ"))
半角カタカナ判定
【引数】
ucode：文字コード
【戻り値】
True：指定した文字コードは半角カタカナである
False：指定した文字は半角カタカナではない
【説明】
指定した文字コードが半角カタカナであるか判定します。
半角カタカナ⇒全角カタカナ変換
【引数】
ucode：文字コード
【戻り値】
変換した文字コードを返す
【説明】
指定した文字コードが半角カタカナの場合、対応する全角カタカナ文字コードを返します。
半角カタカナでない場合は、そのまま返します。
半角⇒全角変換
【引数】
ucode：文字コード
【戻り値】
変換した文字コードを返す
【説明】
指定した文字コードが半角文字(記号、英数字、カタカナ）の場合、対応する全角文字コードを返します。
半角文字でない場合は、そのまま返します。
文字コードの検索
【引数】
ucode：文字コード
【戻り値】
0以上：該当するフォントデータが存在する(値はフォントデータのインデックス番号)
-1：該当するフォントデータが存在しない
【説明】
文字コードに対応するフォントデータが存在するかをチェックします。
フォントデータが存在しない場合は、-1を返します。
from misakifont import MisakiFont
"""
フォントのビットマップ表示
"""
def show_bitmap(fd):
for row in range(0,7):
for col in range(0,7):
print("#" if (0x80>>col) & fd[row] else " ", end="")
print()
str="こんにちは世界！"
mf = MisakiFont()
for c in str:
d = mf.font(ord(c))
show_bitmap(d)
print()実行結果
NeoPixcel 8x8ドットマトリックスに文字を表示するサンプルプログラムです。
ドットマトリックスを制御用に配布ファイルのdeviceディレクトリをフラッシュメモリ上に配置して下さい。
NeoPixcelのデータ送信にはGP26ピンを使用しています。適宜変更してご利用下さい。
"""
Neopixel 8x8ドットマトリックス 美咲フォント表示デモ
"""
from time import sleep_ms
from random import randint
from misakifont import MisakiFont
from device.neomatrix import NeoMatrix
pin = 26
maxBright = 20
str="こんにちは世界！"
np = NeoMatrix(pin)
mf = MisakiFont()
np.cls()
while True:
#矩形の表示
for i in range(5):
color = [randint(0, maxBright) for n in range(3)]
for j in range(0, 4):
np.cls(False)
np.line(j, j, 7-j, 7-j, color, 1)
sleep_ms(150)
#文字のスクロール表示
for c in str:
d = mf.font(ord(c))
color = [randint(0, maxBright) for n in range(3)]
np.scrollIn(d, color,100)
sleep_ms(1000)
np.cls()実行結果
