OpenChain-Project / Onboarding-Translation-JP

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Onboarding-Handout-Translation-JP

OpenChain Japanese Translation using OmegaT

本プロジェクトでは、The Linux Foundation(LF)が主催するオープンソース コンプライアンス推進プロジェクトOpenChainの主要英文資料を、日本で活動するLF参加企業の貢献者が日本語訳を作成します。翻訳資料を提供することで、日本のあらゆる企業・組織におけるオープンソース コンプライアンスの浸透と普及を目指しています。

1. プロジェクトへの参加

・ The Linux Foundation Japanに参加を申請、メーリングリストlfj-trans@lists.linuxfoundation.orgに登録してもらう。

・ GitHubのユーザーIDを確保し、メーリングリストにて公開する。本リポジトリへの招待(Invitaion)が送付されるので受諾する。

・ Javaで記述されたコンピュータ翻訳支援ツール、OmegaTの最新版をインストールする。 http://omegat.org/

2. 翻訳作業の準備

・ OmegaTのチーム設定。OmegaTのメニュータブで、「設定」-「チーム...」を選択し、翻訳者の名前を設定。 この名前がコミットメッセージに翻訳者として表示される。

・ チームプロジェクトの設定。OmegaTのメニュータブで、「プロジェクト」-「チームプロジェクトのダウンロード...」を選択し、本リポジトリのURLと、新規ローカルフォルダを指定。 ローカルフォルダは、MyDocuments/Github/OpenChain等を指定する。 GitHubのユーザーIDとパスワードをきかれる。

・ 2回目以降は、「最近使用したプロジェク」でリポジトリを開くと、自動的にGitHubと同期する。「設定」-「保存と訳文ファイル生成...」で訳文データの保存周期を設定できる。デフォルトは5分。

・ 翻訳は、デフォルトとしてリポジトリ上のmasterツリーを対象として行われるが、大量な翻訳作業時、あるいは、章単位で分担する時には、GitHub上で翻訳者ごとにブランチを作成し、翻訳完了時に管理者に「pull」要請を送り、管理者は「merge」処理を行う。

・ 原文の改版時には、改版された原文を同じリポジトリに置く。これにより、先行版と同一の文節が自動的に翻訳される。

3. リポジトリ構成(Repository Configuration)

・「RELEASE」フォルダ:公開用翻訳。MS Office形式とpdfの両方を用意すること。

・「RCx」フォルダ:「RELEASE」前に翻訳者のレビューに用いるフォルダ。

・「LICENSE」:本翻訳版のライセンスを記載したファイル。

・「git」と記載のある各種ファイル:本ファイルはgithubリポジトリでの各種ファイル管理のために必要ファイル。

・「omegat」、「tm」、その他のフォルダの*tmxファイル:本翻訳版作成にあたっては、オープンソースのOmegaTという翻訳ツールを用いている。翻訳プロセスで生成される「翻訳メモリ」が記録され、原文の改版時に活用さる。また、他の文書用リポジトリにコピーすれば、同一文節が存在した時に同一訳文が示される。

・「glossary」:用語集です。同じくOmega-Tでの翻訳作業において使用する用語が登録される。基本的にOmega-Tが使うが、通常のテキストエディタなどでも閲覧できる。以下のように用語が登録されている。

用語1 意味1 コメント1

用語2 意味2 コメント2

・「source」フォルダ:翻訳対象となる原文が格納さる。

・「target」フォルダ:「source」フォルダの原文ファイルの翻訳後のファイルが格納される。OmegaTの仕様として、原文ファイルと同じファイル名になる。

4. 翻訳作業

・ OmegaT起動後、リポジトリを開くと、原文一覧が表示されるので、1つの原文を選択。

・ 原文は、MS Office形式で準備。

・ 原文のタブは、訳文に残す。頻繁にt0, t1などのタブが入っているが、英文字のスペース調整のようなので、タブはそのままにして、スペース文字を削除する。

・ 「保存」を選択すると、翻訳メモリ(/omegat/project_save.tmx)が保存され、同時にGitHubにコミット。

・ 「訳文のファイルを生成」を指示するとローカルフォルダのtargetフォルダに、原文ファイルと同形式の訳文が生成されるので、確認やレビューに使う。ただし、「保存」を行ってもGitHubリモートリポジトリの訳文は変更されない(正確に言うと、リモートは更新されず、ローカルは一時更新された後に元に戻ることがあるが、リモートリポジトリ同期後、再度「訳文のファイルを生成」を指示するとローカルのtargetフォルダに、他翻訳者の最新コミット分も含めて訳文が生成される)。

5.翻訳方針と免責事項

・ 翻訳作業に当たってはOpenChainプロジェクトの翻訳ポリシー(https://wiki.linuxfoundation.org/openchain/spec-translations) に則るものとする。

・ 翻訳には免責事項として以下の文言を入れる;

「本文書は、The Linux FoundationにおけるOpenChainプロジェクトの英文ドキュメントから翻訳された公式の翻訳版です。翻訳版と英語版との間で何らかの意味の違いがあった場合には、英語版が優先されます。

また、OpenChainは世界中のメンバー企業が参加するプロジェクトではありますが、資料の細部では必ずしも各国の法令を検討していない可能性もあります。本翻訳資料を日本で活用する際には、各企業の法務部門を加えた検討が不可欠です。

“This is an official translation from the OpenChain Project. It has been translated from the original English text. In the event there is confusion between a translation and the English version, The English text shall take precedence.” 」

6. スタイルガイド

・ JTF日本語標準スタイルガイド(翻訳用)を一読する;

https://www.jtf.jp/jp/style_guide/pdf/jtf_style_guide.pdf

各企業のスタイルガイドとはちょっと違っているかもしれません。15分で一読できるので、「感じ」をつかむこと。

・ さらに、LF の慣例に従い、以下のように統一する。

-カタカナの複合語は半角スペースで区切る (例: グラフィック ユーザー インターフェイス)。 -本文の文体は「ですます調(敬体)」とする。

7. レビュー

・ 各レビュー者は、それぞれ訳文ファイルを生成し、MS Officeなどにて修正履歴・修正表示・コメントを入れる。修正付きの訳文は、メーリングリストに流すか、GitHubのREVIEWフォルダにアップロードする。

・レビュー者が修正をコミットすることもあり得るが、修正量が少ないときに限定されると考えられる。

8.公開方法

・ OpenChainサイトの翻訳(Translation)ページにて公開。 https://www.openchainproject.org/translations

・ 現状では、RELEASEフォルダのpdfへのリンク。将来的には、言語選択のコンボボックスとなることを期待。

9. 既知の問題

・ 複数の翻訳者が並行して同一の文節に作業した場合に、OmegaTがそれぞれを表示するようだが、調整はメーリングリスト。

10.ライセンス

クリエイティブ コモンズ ライセンス

Copyright © 2016 Linux Foundation. The specification is licensed under the Creative Commons Attribution License 4.0 (CC-BY-4.0). A copy of the license can be obtained here: CC-BY-4.0; https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode

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