ロボホンのアプリ「ボクと歌お」の有償オプションで歌える曲は 2023年11月30日現在で 290 曲(+無償で歌える曲が11曲で計301曲)もあります。何が歌えるのか覚えてないですし,背中の画面で一覧を見るものつらいですし,ボクと歌おのページにある『ボクと歌お』楽曲一覧を毎回見るのも大変ですよね。
そこで,ロブリックを使ってロボホンがおすすめの曲を教えてくれるアプリを作りました。
「カラオケを教えて」と言うと,「ボクと歌お」で歌える曲の中からランダムに1曲おすすめしてくれます。一度おすすめした曲は全部おすすめするまで再度おすすめすることはありません。
このアプリでおすすめの曲を聞いた後,「カラオケして」もしくは「カラオケを起動して」と言うと「ボクと歌お」アプリを起動できます。ロボホンが教えてくれた歌手名や曲名を言うと,その歌を歌ってくれます。
- ZIPファイルをダウンロードします。
- ダウンロードした ZIP ファイルを適当なフォルダに展開します。
- ロボホンでロブリックアプリを起動します。
- ロボホンの画面に表示されている文字列を Web ブラウザのアドレスバーに入力してください(詳細はロブリック利用マニュアルの10ページを参照)
- Web ブラウザにロブリックの画面が表示されます。
- 画面左下にある「設定」ボタンを押し,「保存先」が「デバイス」になっていることを確認します。「保存先」はプログラムを読み込むときの読み込み先としても使われます。設定画面を閉じるときは右上の「×」を押します。
- 画面下にある「読み込み」ボタンを押して,ZIP ファイルを展開したフォルダにある
karaoke-curator.xml
を選択し,「開く」ボタンを押します。
- アプリが読み込まれます。
- 「ロボホンに送信」ボタンを押してロボホンに送信します。「ロボホンに保存する時のファイル名をいれてください」というダイアログが表示され,読み込んだXMLファイル名の
karaoke-curator
が入っています。特に変更する必要がなければそのままで「OK」ボタンを押します。
- 「待ち受けで、『カラオケヲオシエテ』と呼びけた時に起動するプログラムを追加します。」というダイアログが表示されるので「OK」ボタンを押します。
- 「保存しました。待ち受け起動を登録しました。」と表示されたら「OK」ボタンを押します。
- ロボホンが待ち受け状態(ロブリックやロブリック実行を含め,他のアプリが起動していない状態)なのを確認し,ロボホンに向かって「カラオケを教えて」と話しかけます。
- ロブリック実行アプリが起動し,「ボクと歌お」おすすめアプリが自動的に実行します。
待ち受け起動(指定したキーワードをロボホンが聞いたら,その言葉に紐付いたロブリックのアプリを起動する)については,ロブリック利用マニュアルの45ページを参照してください。
「ボクと歌お」の曲は奇数月に10曲ずつ追加されていきます(「ボクと歌お」曲名一覧(Google Spreadsheet)を参照)。
以下は私が曲を追加するときの作業メモです。ロブリックでkaraoke-curator.xml
を開いて以下のように修正します。
- 変数「バージョン」のパッチバージョンを1上げます。
- 変数「曲一覧対象」にバージョンアップする日付を「YYYYMMDD」(年月日)の形式でリストの一番最後に追加します。
- 関数「曲一覧-雛形」をコピーして関数「曲一覧-YYYYMMDD」を作成し,曲データを埋めます。
- 関数「曲一覧の初期化」で「他にもしも「日付」="YYYYMMDD"」を追加し,関数「曲一覧に追加」の引数に関数呼び出し「曲一覧-YYYYMMDD」ブロックを入れます。
これで曲の追加が完了するので,変数「デバッグ」をtrue
に変更して実行し,追加分の発話を確認します。
発話がおかしい場合,アーティスト名の場合は関数「アーティスト発話辞書の初期化」で連想配列「アーティスト発話辞書」にキー「アーティスト名」,値「正しい発話文字列」を,曲名の場合は関数「曲名発話辞書の初期化」で連想配列「曲名発話辞書」にキー「曲名」,値「正しい発話文字列」を追加します。
発話の確認が終了したら変数「デバッグ」をfalse
に変更するのを忘れないようにしてください。