参考書は紙の方がいいという話

[Takuro Nishino]

先日、ルールズ・オブ・プログラミングを買った。
電子書籍ではなく、紙の方を買った。

自分は、参考書は紙派である。というか、電子書籍をもっていない。

理由を述べる。

まず、紙の方が記憶に残りやすいと思っている。
逆に言うと、記憶に残したい参考書などは紙、そうでない場合は電子書籍でいいと思っている。
電子書籍は「検索性」という意味では、優秀かもしれないが、「調べたい情報にすぐ辿り着ける」というのは、「忘れてもすぐ調べられるからいっか」となって、記憶に残らないような気がする。

そもそも記憶に残さなくていいじゃん、という話もある。自分は、残すべき情報と、キーワードだけ記憶に残して詳細は検索する情報、残さなくていい情報、があると思っていて、参考書は基本的に残すべき情報だと思っている。
もちろん内容にもよるが、少なくともプログラミングを生業とするフリーランスが、「ルールズ・オブ・プログラミング」や「リーダブルコード」などの体系化されたプログラミングの話題になったときに、即座に反応できる方が優秀なエンジニアだと評価してもらえると思う。

もう1つの理由は、紙の本を読んでいると、傍から見て本を読んでいることが一目瞭然だから。
電子書籍を読んでいると、漫画を読んだり、ゲームをしたりしていると思われ、妻から「そんなことをしているぐらいなら」と家事を押し付けられるリスクが高くなる。「ルールズ・オブ・プログラミング」を読んでいることをアピールできれば、少なくとも「仕事をしている」という武器で戦える。

漫画読みたいけど、保管するスペースがないので、電子書籍で読みたいと思っている。